胃がんとは
胃がんは、胃壁を覆っている粘膜細胞の炎症ががん化し、ゆっくりと大きく増殖することで発症します。病気が進行してがんが大きくなると、胃粘膜の下層や固有筋層、漿膜など外側にもがんが広がります。さらに進むと、大腸や膵臓などその他の臓器に転移します。胃がんは、分化型と未分化型とに区別されます。分化型は進行が遅く、未分化型は早い傾向があります。中でも、特にスキルス胃がんは胃壁を硬く、分厚くしながら広がるタイプで、進行が早いため注意が必要です。
また、胃がんは早期段階での自覚症状がほとんどなく、場合によっては病気が進行していても症状が現れないこともあります。このため、定期的に胃カメラ検査を受けることをお勧めしております。
胃がんの原因
主な原因として、食物繊維不足、塩分の過剰摂取、喫煙習慣、過度の飲酒、ストレスなどが挙げられます。また、ピロリ菌感染による慢性的な炎症が胃がんへと進行することも分かっています。
日本人にはピロリ菌感染者が多く、特に高齢の方に多いとされています。ピロリ菌は、除菌治療を行うことで除去できます。このため、ピロリ菌検査で陽性となった場合はピロリ菌の除菌治療を行い、将来の胃がんの発症リスクを下げることが重要となります。
初期における自覚症状はほとんどありません。症状が見られる頃には病気がだいぶ進行していることも多くあります。主な症状としては、胃がんの検査
当院では、精緻で正確性の高い胃カメラ検査を実施しております。特殊な波長光によって微細な病変も発見できます。また、検査中に病変を見つけた場合は、組織の一部を採取して病理検査に出し、確定診断が可能です。胃がんと診断された場合は、さらにがんの進行度や転移の有無を調べる検査を行います。
当院では、胃カメラ検査が苦手な方や不安な方でもリラックスしながら受けられるよう、積極的に鎮静剤を使用しております。また、オェっという嘔吐反射の少ない経鼻胃カメラ検査もお選び頂けます。胃カメラ検査に不安がある方は、当院までお気軽にご相談ください。
